性風俗年表(風俗・性犯罪・社会) 12 1933年 昭和8年
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性風俗年表(風俗・性犯罪・社会) 12
こんばんは！
めるもです！
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性風俗年表(風俗・性犯罪・社会) 12 1933年 昭和8年
セックス産業・売春
この年
※若松（現北九州市）の芸者置屋で14歳の見習い芸者が強制的に売春させられ、梅毒に感染して問題化。
※東京・新宿遊郭の娼妓は727人。出身地の上位5府県は山形県149人、東京94人、北海道76人、秋田県86人、
福島県46人、新宿遊郭には山形県出身者は1人もいなかった。
※岩手県における娼妓1人あたりの年間接客数は242人。
※全国で貸座敷業者の多い都市のトップ5は京都1823軒、大阪1305軒、東京752軒、金沢275軒、堺204軒。
※独ベルリンに日本人専用のカッフェ「ゲイシャ」が開店。
この頃
※遊び代はオブ代（娼妓に上がって女の手を握り、お茶を飲むだけ）50銭、チョンの間1～3円（中級）、
泊まり5～10円。
1.3
金沢市の主計町で12人、西郭13人、北郭3人、石坂遊郭17人の計45人の新花が出て大好評。
1.26
東京・銀座に満州酒場が出現。満州風の装飾に女給も中国服でサービス。チップは50銭の切符制。
1.-
神戸・北長狭通周辺のチャブ屋（私娼窟）が300軒、私娼も1000人を突破。
1.-
満州・奉天の公娼は日本人413人、朝鮮人203人。
2.1
洋風の設備をしてふじょが客席で接待するバー・カフェ・料理屋・飲食店などを対象に、特殊飲食店
営業取締規制が実施される。
4.-
連合艦隊が佐世保に入港、花柳界のみで8日間に13万円落ちる。ナンバーワン芸妓の稼ぎは4021円20銭で
陸軍大佐の年収とほぼ同じ。
5.23
娼妓取締規制が改正される。娼妓が外出する際、所轄警察の許可が不要となり、郭外への外出が自由となる。
6.25
東京・洲崎遊郭の娼妓2人が、外出を許さない楼主を警視庁に訴える。楼主に罰金15円が科せられる。「籠の鳥」
初勝利。
6.30
秋田県下8か所の貸座敷業者38軒が全部料理屋に転業、娼妓110人も酌婦に転身し、群馬県についで2番目も
公娼廃止県となる。
7.25
佐渡。二見遊郭の全業者が不景気で廃業。
7.26
娼妓の外出が自由になったことに乗じて、吉原から新宿へ出向いて1泊1～2円で6～7人の客をとっていた吉原の娼妓（24）が
四谷署に逮捕される。指定地以外で稼いではならないという条文で逮捕された1号。
7.-
8月8日から行われる予定の防空講習の予行練習と称し、東京都内のカフェ、喫茶店などで、さっさと消灯し、エロ・サービスを
行うのが流行。
10.-
東京・吉原遊郭の妓楼でステンドグラスや壁画をつけるなどの洋風化が流行。娼妓も洋装が主流となる。
12.-
東京府下の特殊飲食店（私娼窟）は1万778軒、女給は3万2644人。
性犯罪・性的事件
この頃
※貸座敷、芸妓屋、待合などを専門の盗人「びりや稼ぎ」が横行。世間が不景気で、風俗業だけが景気がいいというもの。
7.9
東京・四谷署の調べで「小鳥組」と名乗る”制服の非しょじょ”グループのあることが判明。会員15～16人で、「それぞれ50人くらいの男性と
関係」と豪語。
12.21
宮中で華族の査問委員会が開かれ、東京・京橋のダンスホールの美男教師に入れあげていた伯爵夫人２人と伯爵の娘で男爵婦人の3人を風紀を乱したかどで
処分される。
性の文化・性の科学
この年
※岡本巳之助がラテックス製スキンを開発。
※「宝島」「朝の寝室」「ドライブ」「泥坊」「四十八手」などのブルーフィルムが登場。
※大阪の連れ込み旅館に”ご半泊”という掲示が登場。2人で1円50銭、サービス料して15銭、計1円65銭。以後、大阪で広がる。
※1931年から33年の満州事変における戦病患者は7万8733人、うち性病患者は3048人で入院が2347人（陸軍のみ）。
※女性精神分析家のマリー・ボナパルトが性交ではオルガスムを得られないが、クリトリスの刺激によってオルガスムに達する
女性を「ペニス羨望を克服できていない表われ」との説を発表。
※翻訳の発禁図書。H・W・ロング「正しい性生活」、アルベルト・モル「モル性科学大系・中篇、ビアズレー画「ビアズレー画集」
、W・フィリディグ「性生活に於ける技巧」など。
※邦書の発禁図書。南沢十七「人類性風俗史・牢獄編、坂の上信夫「肉刑譜」、椋鳩十「鷲の唄」、柴田天馬「柳斎志異1」、
古典保存研究会編「未刊珍本集結3」など。
※発禁となった新聞。千葉県の「極東現勢新聞」、東京の「夕刊魁新聞」、「日満経済新報」、長野県の「平民新報」「太陽新聞」、
愛知県の「シャチ新聞」「日本履物興信新聞」、大阪の「電車新聞」「昼間日日新聞」、奈良県の「大和旭新聞」、岡山県の「国粋新報」
鳥取県の「日海新報」、愛媛県の「南予政治新聞」、福岡県の「福岡毎朝新聞」「日刊電車毎日新聞」、長崎県の「めざまし新聞」など。
※発禁となった雑誌。「産児制限」「性」「犯罪公論」「浮世絵芸術」「ひょうばん」「変態随筆」「ヘリコーン」（以上、東京で発行）。
新潟県の「黒白」、石川県の「北国みやこ」、大阪の「耽奇と探美」兵庫県の「夜の世界」、香川県の「叫び」、山口県の「毒鼓」、
熊本県の「天狗」など。
5.26
シカゴ万博の前夜祭の会場で、ストリッパーのサリー・ランドが馬上ストリップを披露、大人気とらる。以後、アメリカで開催される
万博ではストリップが欠かせないイメントとなる。
7.7
熊本県警察部が芸妓・酌婦は客席に出るとき必ず性病予防具または予防薬を携帯するよう指示。
12.6
名古屋・新栄署が市内の画家田中捨次郎（52）方を急襲、多数のエロ画を押収すると共に大がかりなエロ画密売団を摘発。
一味の中に元愛知県巡査部長、高等刑事ら3人の元警官も加わっていた。
性の規制・社会一般
この年
※「成年婦じょし売買の禁止のための国際条約」が締結される。日本は加入せず。
※東京に”実費安産所”という新商売が登場。子どもを産むだけなら50銭、寝泊り食事付き1か月10円が相場。不義の子を宿した女性が”旅行”と称して
入所し、出産したら養育費（100～250円）を付けて産婆に譲り、”旅行”から自宅に帰る仕組み。
※岐阜市の芸妓500人が愛国婦人会に入会。大阪・今里新地の芸妓ら約700人が大日本国防婦人会今里新地分会を結成。佐世保市新検番の芸妓160人が愛国
婦人会佐世保市新検番班を組織。
3.27
ジュネーヴで第12回婦人じどう売買禁止委員会が開かれ、日本の公娼婦制度も議題に。
6.20
日本民族衛生学会（会長・永井潜）が、東京。日本橋の白木屋に優生結婚相談所を開設。優良な民族を作るために優生結婚を実施させようというもの。
2か月で近親結婚など約300件の相談があった。
11.-
エチオピアでは、アベベ皇太子妃紀候補に黒田雅子が挙がっていたことから「花嫁さんは日本から」が流行語に。
めるも
お知らせ。
平素はひとかたならぬご厚情にあずかり、厚くお礼申し上げます。
このたび、merumo-thinktankは、YouTubeチャンネルを6月下旬(予定)開設の運びとなりました。
今後皆様のご期待に沿いますよう、全力を挙げて努める所存でございます。
何とぞ、格別のご支援、お引立てを賜りますようお願い申し上げます。
またわかり次第詳細につきましては、お知らせ致します。
めるも
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性風俗年表(風俗・性犯罪・社会) 12 1933年 昭和8年
セックス産業・売春
この年
※若松（現北九州市）の芸者置屋で14歳の見習い芸者が強制的に売春させられ、梅毒に感染して問題化。
※東京・新宿遊郭の娼妓は727人。出身地の上位5府県は山形県149人、東京94人、北海道76人、秋田県86人、
福島県46人、新宿遊郭には山形県出身者は1人もいなかった。
※岩手県における娼妓1人あたりの年間接客数は242人。
※全国で貸座敷業者の多い都市のトップ5は京都1823軒、大阪1305軒、東京752軒、金沢275軒、堺204軒。
※独ベルリンに日本人専用のカッフェ「ゲイシャ」が開店。
この頃
※遊び代はオブ代（娼妓に上がって女の手を握り、お茶を飲むだけ）50銭、チョンの間1～3円（中級）、
泊まり5～10円。
1.3
金沢市の主計町で12人、西郭13人、北郭3人、石坂遊郭17人の計45人の新花が出て大好評。
1.26
東京・銀座に満州酒場が出現。満州風の装飾に女給も中国服でサービス。チップは50銭の切符制。
1.-
神戸・北長狭通周辺のチャブ屋（私娼窟）が300軒、私娼も1000人を突破。
1.-
満州・奉天の公娼は日本人413人、朝鮮人203人。
2.1
洋風の設備をしてふじょが客席で接待するバー・カフェ・料理屋・飲食店などを対象に、特殊飲食店
営業取締規制が実施される。
4.-
連合艦隊が佐世保に入港、花柳界のみで8日間に13万円落ちる。ナンバーワン芸妓の稼ぎは4021円20銭で
陸軍大佐の年収とほぼ同じ。
5.23
娼妓取締規制が改正される。娼妓が外出する際、所轄警察の許可が不要となり、郭外への外出が自由となる。
6.25
東京・洲崎遊郭の娼妓2人が、外出を許さない楼主を警視庁に訴える。楼主に罰金15円が科せられる。「籠の鳥」
初勝利。
6.30
秋田県下8か所の貸座敷業者38軒が全部料理屋に転業、娼妓110人も酌婦に転身し、群馬県についで2番目も
公娼廃止県となる。
7.25
佐渡。二見遊郭の全業者が不景気で廃業。
7.26
娼妓の外出が自由になったことに乗じて、吉原から新宿へ出向いて1泊1～2円で6～7人の客をとっていた吉原の娼妓（24）が
四谷署に逮捕される。指定地以外で稼いではならないという条文で逮捕された1号。
7.-
8月8日から行われる予定の防空講習の予行練習と称し、東京都内のカフェ、喫茶店などで、さっさと消灯し、エロ・サービスを
行うのが流行。
10.-
東京・吉原遊郭の妓楼でステンドグラスや壁画をつけるなどの洋風化が流行。娼妓も洋装が主流となる。
12.-
東京府下の特殊飲食店（私娼窟）は1万778軒、女給は3万2644人。
性犯罪・性的事件
この頃
※貸座敷、芸妓屋、待合などを専門の盗人「びりや稼ぎ」が横行。世間が不景気で、風俗業だけが景気がいいというもの。
7.9
東京・四谷署の調べで「小鳥組」と名乗る”制服の非しょじょ”グループのあることが判明。会員15～16人で、「それぞれ50人くらいの男性と
関係」と豪語。
12.21
宮中で華族の査問委員会が開かれ、東京・京橋のダンスホールの美男教師に入れあげていた伯爵夫人２人と伯爵の娘で男爵婦人の3人を風紀を乱したかどで
処分される。
性の文化・性の科学
この年
※岡本巳之助がラテックス製スキンを開発。
※「宝島」「朝の寝室」「ドライブ」「泥坊」「四十八手」などのブルーフィルムが登場。
※大阪の連れ込み旅館に”ご半泊”という掲示が登場。2人で1円50銭、サービス料して15銭、計1円65銭。以後、大阪で広がる。
※1931年から33年の満州事変における戦病患者は7万8733人、うち性病患者は3048人で入院が2347人（陸軍のみ）。
※女性精神分析家のマリー・ボナパルトが性交ではオルガスムを得られないが、クリトリスの刺激によってオルガスムに達する
女性を「ペニス羨望を克服できていない表われ」との説を発表。
※翻訳の発禁図書。H・W・ロング「正しい性生活」、アルベルト・モル「モル性科学大系・中篇、ビアズレー画「ビアズレー画集」
、W・フィリディグ「性生活に於ける技巧」など。
※邦書の発禁図書。南沢十七「人類性風俗史・牢獄編、坂の上信夫「肉刑譜」、椋鳩十「鷲の唄」、柴田天馬「柳斎志異1」、
古典保存研究会編「未刊珍本集結3」など。
※発禁となった新聞。千葉県の「極東現勢新聞」、東京の「夕刊魁新聞」、「日満経済新報」、長野県の「平民新報」「太陽新聞」、
愛知県の「シャチ新聞」「日本履物興信新聞」、大阪の「電車新聞」「昼間日日新聞」、奈良県の「大和旭新聞」、岡山県の「国粋新報」
鳥取県の「日海新報」、愛媛県の「南予政治新聞」、福岡県の「福岡毎朝新聞」「日刊電車毎日新聞」、長崎県の「めざまし新聞」など。
※発禁となった雑誌。「産児制限」「性」「犯罪公論」「浮世絵芸術」「ひょうばん」「変態随筆」「ヘリコーン」（以上、東京で発行）。
新潟県の「黒白」、石川県の「北国みやこ」、大阪の「耽奇と探美」兵庫県の「夜の世界」、香川県の「叫び」、山口県の「毒鼓」、
熊本県の「天狗」など。
5.26
シカゴ万博の前夜祭の会場で、ストリッパーのサリー・ランドが馬上ストリップを披露、大人気とらる。以後、アメリカで開催される
万博ではストリップが欠かせないイメントとなる。
7.7
熊本県警察部が芸妓・酌婦は客席に出るとき必ず性病予防具または予防薬を携帯するよう指示。
12.6
名古屋・新栄署が市内の画家田中捨次郎（52）方を急襲、多数のエロ画を押収すると共に大がかりなエロ画密売団を摘発。
一味の中に元愛知県巡査部長、高等刑事ら3人の元警官も加わっていた。
性の規制・社会一般
この年
※「成年婦じょし売買の禁止のための国際条約」が締結される。日本は加入せず。
※東京に”実費安産所”という新商売が登場。子どもを産むだけなら50銭、寝泊り食事付き1か月10円が相場。不義の子を宿した女性が”旅行”と称して
入所し、出産したら養育費（100～250円）を付けて産婆に譲り、”旅行”から自宅に帰る仕組み。
※岐阜市の芸妓500人が愛国婦人会に入会。大阪・今里新地の芸妓ら約700人が大日本国防婦人会今里新地分会を結成。佐世保市新検番の芸妓160人が愛国
婦人会佐世保市新検番班を組織。
3.27
ジュネーヴで第12回婦人じどう売買禁止委員会が開かれ、日本の公娼婦制度も議題に。
6.20
日本民族衛生学会（会長・永井潜）が、東京。日本橋の白木屋に優生結婚相談所を開設。優良な民族を作るために優生結婚を実施させようというもの。
2か月で近親結婚など約300件の相談があった。
11.-
エチオピアでは、アベベ皇太子妃紀候補に黒田雅子が挙がっていたことから「花嫁さんは日本から」が流行語に。
めるも
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平素はひとかたならぬご厚情にあずかり、厚くお礼申し上げます。
このたび、merumo-thinktankは、YouTubeチャンネルを6月下旬(予定)開設の運びとなりました。
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何とぞ、格別のご支援、お引立てを賜りますようお願い申し上げます。
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