性風俗年表(風俗・性犯罪・社会) ⑤ 1945年 昭和20年
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性風俗年表(風俗・性犯罪・社会) ⑤
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性風俗年表(風俗・性犯罪・社会) ⑤ 1945年 昭和20年
売春・セックス産業
この年
※東京に目黒富士ホテルが開業。進駐軍相手のラブホテルの第1号。ホテルにプールを作ったのもここが最初。
1.-
ビルマ（現ミャンマー）のメイミョウの数か所が開設される。前線から逃げ帰った業者が開いたもの。慰安婦は日本人、
朝鮮人、中国人。
2.-
陸軍の命令で東京・吉原遊廓の芸妓約30人が新島に送られる。危険が大きというので玉割りが四分六となる。娼妓が稼ぎの
４分を取るようになった初め。
3.-
太平洋戦争西端の戦場であるインド洋のアンダマン諸島へ、日本軍が補給作戦を実施し、18人の慰安婦を送り込む。
6.13
東京大空襲で全焼した吉原遊郭が7軒のバラック建てで再開。娼妓20人、1時間6円。当局の支援によるもので大盛況。
6.-
北ボルネオで慰安婦たちが反日ゲリラに殺される。経営者の日本人女性は水牛4頭に軍票をつめた箱を運ばせていたが、
すべて奪われ、殺害された。
6.-
沖縄で米兵相手の売春が始まる。
8.-
敗戦直後のビルマ戦線では生き残った慰安婦が日本軍と同行。彼女たちはシュミーズ1枚の姿で歩き、商売用の晴れ着と
これまで稼いだビルマ軍票の束を抱えていた。
8.18
内務省が地方長官宛に占領軍向けの性的慰安施設を設置するよう指示。業者に積極的に協力するように命じる。
8.26
花柳界業者代表により東京・銀座に特殊慰安施設協会（RAA)が設立される（政府半額出資）。業者は皇居前広場で
「全日本女性の純潔を守るため滅私奉公の決意であたる」と宣誓。27日東京・大森に最初の施設「小町園」開設、
同時に第1回接客婦募集。「戦後処理の国家的緊急施設、新日本女性を求む」との広告に募集者が殺到、
1360人が採用される。警視庁は慰安婦を特別挺身部隊員と命名。
8．
RAAが慰安婦募集で「衣食住込高級支給、前借ニモ応ズ。地方ヨリノ応募者ニハ旅費支給ス」と新聞広告、
若い女性が殺到。
8.-
北海道の進駐軍向け慰安婦は770人余。現職450人余、残り320人は命令を受けた各警察が旧娼枝の名簿から現住所を調査し、
毛布や砂糖などを贈って「日本のためもう一度体を売るよう」説得したもの。
8.-
各地で進駐軍兵士の巨根を恐怖する慰安婦が続出。初めにベテラン慰安婦が相手をし、若い女性はその経験を聞いてから
客を取った。
8.-
敗戦時、中国南部、ジャワ、シンガポールなどにいた陸軍の従軍慰安婦は、朝鮮人を含め8万4000人（推定）
8.-
東京・吉原遊郭の楼主と娼枝の取り分がそれぞれの楼主75％、娼枝25％から60％対40％に変わる。ただし外国人相手は
無税なので、楼主の稼ぎは戦前以上。
9.3
深夜、東京・立川に米機動部隊が進駐。9月末には約120人の夜の女が登場。12月には5,000人に達する。
9.12
千葉県木更津に米軍の第1軍130人が進駐、市長と警察署長に30人以上の女性を提供するよう指示。旧海軍の慰安所にいた50
人の慰安婦のうち10人が承諾。
9.28
GHQ（連合軍総司令部）が東京都衛生局長に「女を調達するよう」命令。
9.-
東京・新宿で３軒の妓楼（娼枝50人）が再開。女１人でひと晩に米兵40人を相手にするほどのにぎわい。
9.-
東京・葛飾区立石の集娼地区（業者35軒、娼枝100人）が娼家として黒人用に指定される。
9.-
サイパンとラバウルにいた約400人の慰安婦のうち生存者は70人。
9.-
タイのランパンに集結していた日本軍が武装解除される。兵舎にはチョコリー（密淫売婦）とカモイ（泥棒）が入り
乱れ淋病が萬延。
秋.-
沖縄にいた朝鮮人慰安婦150人（本島40人、本島以外110人）が朝鮮へ送還される。米軍の収容所に入った女性の中には
米兵相手の慰安婦をつとめる者も。
10.3
公娼の性病の多いことに驚いた進駐軍が公娼街に「オフ・リミット」と掲示。12月には公娼街に「V・D」（性病）
というサインを掲示。
10.14
警視庁が芸者・慰安婦不足に対処するため、戦時中に休業を命じた待合や芸枝屋に再開するよう命令。
10.-
パンパン・ガールという言葉が広がる。
10.-
この頃、サイパン島の収容所に収容された一般の女性が缶詰１個で体を売っていることが米軍内で問題化。
11.2
東京・銀座の松坂屋地下に特殊慰安施設協会のキャバレー「オアシス・オブ・ギンザ」がオープン。
進駐軍向け施設のシンボルとなる。13日東京・世田谷に最高級将校用慰安所「RAAクラブ」がオープン。
’46年8月1日進駐軍によって接収される。
11.28
東京・小岩に特殊慰安施設協会の慰安所「インターナショナル・ハウス」がオープン。開会式で警視総監がダンサーと一緒に
入浴し、肉体のすばらしさを称賛。
11.-
東京・有楽町にモンペをはいたパンパン約20人が登場。千葉県や埼玉県から闇市に物を売りにきて、稼ぎを追い剥ぎに奪われたり、
思っただけの金にならず、体を売り始めた女性が大半。
11.-
マニラ占領の米軍の調査により、戦時中市内に日本軍の慰安所が20か所あり、1183人の慰安婦が働いていたことが判明。
12.23
東京・品川の京浜デパート地下に特殊慰安施設協会のキャバレー「パラマウント」がオープン。黒人専用。
12.31
内務省の調べで全国の私娼は1万5457人。（1）愛知2414人 （2）東京2043人 （3）福岡1778人
（4）長崎1492人 （5）神奈川1248人
12.-
熊本市にパンパンが出現、白昼、野原で淫売する光景も見られる。
12.-
この頃、大阪・北区に大阪では戦後初のゲイバー「源氏」がオープン。
性犯罪・性的事件
この年
※米連邦検察の調べで、大戦前の1939年と比較して1944年の少年によるごうかん事件は69.9％増、
売淫を含む少女の性犯罪は375％増。
性の文化・性の科学
この年
※大阪・ナンバの仮設小屋でストリップ風のエロショーが行われる。
※フランス製のブルーフィルム「クリスマスの小さなエピソード」が出回り名作と話題。
※無痛分娩が導入される。
※堀内キンが東京・世田谷に戦災孤児や引き上げ孤児を収容する「福音寮」を設立。600人以上を教育。
※第二次世界大戦中にアメリカ人男性とイギリス人女性との間に生まれた混血児は推定で7万人。アメリカ人男性と
西ドイツ人女性との混血児は9万4000人。うち黒人との混血が3000人。
※フランスで映画の検閲が始まる。
※スウェーデンで初めて教師向けに正教育の手引き書が発行される。1956年性教育が学校で必須となる。
性の規制・社会一般
この年
※フィリピン・セブ島の軍司令官深間少将が女性と13歳以下の子どもを全員殺害するよう命令。しかし少将自身は慰安婦をそばに
に置いていたことに反発した酒井三郎大尉が婦女子22人を米軍に投降させる。
めるも
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売春・セックス産業
この年
※東京に目黒富士ホテルが開業。進駐軍相手のラブホテルの第1号。ホテルにプールを作ったのもここが最初。
1.-
ビルマ（現ミャンマー）のメイミョウの数か所が開設される。前線から逃げ帰った業者が開いたもの。慰安婦は日本人、
朝鮮人、中国人。
2.-
陸軍の命令で東京・吉原遊廓の芸妓約30人が新島に送られる。危険が大きというので玉割りが四分六となる。娼妓が稼ぎの
４分を取るようになった初め。
3.-
太平洋戦争西端の戦場であるインド洋のアンダマン諸島へ、日本軍が補給作戦を実施し、18人の慰安婦を送り込む。
6.13
東京大空襲で全焼した吉原遊郭が7軒のバラック建てで再開。娼妓20人、1時間6円。当局の支援によるもので大盛況。
6.-
北ボルネオで慰安婦たちが反日ゲリラに殺される。経営者の日本人女性は水牛4頭に軍票をつめた箱を運ばせていたが、
すべて奪われ、殺害された。
6.-
沖縄で米兵相手の売春が始まる。
8.-
敗戦直後のビルマ戦線では生き残った慰安婦が日本軍と同行。彼女たちはシュミーズ1枚の姿で歩き、商売用の晴れ着と
これまで稼いだビルマ軍票の束を抱えていた。
8.18
内務省が地方長官宛に占領軍向けの性的慰安施設を設置するよう指示。業者に積極的に協力するように命じる。
8.26
花柳界業者代表により東京・銀座に特殊慰安施設協会（RAA)が設立される（政府半額出資）。業者は皇居前広場で
「全日本女性の純潔を守るため滅私奉公の決意であたる」と宣誓。27日東京・大森に最初の施設「小町園」開設、
同時に第1回接客婦募集。「戦後処理の国家的緊急施設、新日本女性を求む」との広告に募集者が殺到、
1360人が採用される。警視庁は慰安婦を特別挺身部隊員と命名。
8．
RAAが慰安婦募集で「衣食住込高級支給、前借ニモ応ズ。地方ヨリノ応募者ニハ旅費支給ス」と新聞広告、
若い女性が殺到。
8.-
北海道の進駐軍向け慰安婦は770人余。現職450人余、残り320人は命令を受けた各警察が旧娼枝の名簿から現住所を調査し、
毛布や砂糖などを贈って「日本のためもう一度体を売るよう」説得したもの。
8.-
各地で進駐軍兵士の巨根を恐怖する慰安婦が続出。初めにベテラン慰安婦が相手をし、若い女性はその経験を聞いてから
客を取った。
8.-
敗戦時、中国南部、ジャワ、シンガポールなどにいた陸軍の従軍慰安婦は、朝鮮人を含め8万4000人（推定）
8.-
東京・吉原遊郭の楼主と娼枝の取り分がそれぞれの楼主75％、娼枝25％から60％対40％に変わる。ただし外国人相手は
無税なので、楼主の稼ぎは戦前以上。
9.3
深夜、東京・立川に米機動部隊が進駐。9月末には約120人の夜の女が登場。12月には5,000人に達する。
9.12
千葉県木更津に米軍の第1軍130人が進駐、市長と警察署長に30人以上の女性を提供するよう指示。旧海軍の慰安所にいた50
人の慰安婦のうち10人が承諾。
9.28
GHQ（連合軍総司令部）が東京都衛生局長に「女を調達するよう」命令。
9.-
東京・新宿で３軒の妓楼（娼枝50人）が再開。女１人でひと晩に米兵40人を相手にするほどのにぎわい。
9.-
東京・葛飾区立石の集娼地区（業者35軒、娼枝100人）が娼家として黒人用に指定される。
9.-
サイパンとラバウルにいた約400人の慰安婦のうち生存者は70人。
9.-
タイのランパンに集結していた日本軍が武装解除される。兵舎にはチョコリー（密淫売婦）とカモイ（泥棒）が入り
乱れ淋病が萬延。
秋.-
沖縄にいた朝鮮人慰安婦150人（本島40人、本島以外110人）が朝鮮へ送還される。米軍の収容所に入った女性の中には
米兵相手の慰安婦をつとめる者も。
10.3
公娼の性病の多いことに驚いた進駐軍が公娼街に「オフ・リミット」と掲示。12月には公娼街に「V・D」（性病）
というサインを掲示。
10.14
警視庁が芸者・慰安婦不足に対処するため、戦時中に休業を命じた待合や芸枝屋に再開するよう命令。
10.-
パンパン・ガールという言葉が広がる。
10.-
この頃、サイパン島の収容所に収容された一般の女性が缶詰１個で体を売っていることが米軍内で問題化。
11.2
東京・銀座の松坂屋地下に特殊慰安施設協会のキャバレー「オアシス・オブ・ギンザ」がオープン。
進駐軍向け施設のシンボルとなる。13日東京・世田谷に最高級将校用慰安所「RAAクラブ」がオープン。
’46年8月1日進駐軍によって接収される。
11.28
東京・小岩に特殊慰安施設協会の慰安所「インターナショナル・ハウス」がオープン。開会式で警視総監がダンサーと一緒に
入浴し、肉体のすばらしさを称賛。
11.-
東京・有楽町にモンペをはいたパンパン約20人が登場。千葉県や埼玉県から闇市に物を売りにきて、稼ぎを追い剥ぎに奪われたり、
思っただけの金にならず、体を売り始めた女性が大半。
11.-
マニラ占領の米軍の調査により、戦時中市内に日本軍の慰安所が20か所あり、1183人の慰安婦が働いていたことが判明。
12.23
東京・品川の京浜デパート地下に特殊慰安施設協会のキャバレー「パラマウント」がオープン。黒人専用。
12.31
内務省の調べで全国の私娼は1万5457人。（1）愛知2414人 （2）東京2043人 （3）福岡1778人
（4）長崎1492人 （5）神奈川1248人
12.-
熊本市にパンパンが出現、白昼、野原で淫売する光景も見られる。
12.-
この頃、大阪・北区に大阪では戦後初のゲイバー「源氏」がオープン。
性犯罪・性的事件
この年
※米連邦検察の調べで、大戦前の1939年と比較して1944年の少年によるごうかん事件は69.9％増、
売淫を含む少女の性犯罪は375％増。
性の文化・性の科学
この年
※大阪・ナンバの仮設小屋でストリップ風のエロショーが行われる。
※フランス製のブルーフィルム「クリスマスの小さなエピソード」が出回り名作と話題。
※無痛分娩が導入される。
※堀内キンが東京・世田谷に戦災孤児や引き上げ孤児を収容する「福音寮」を設立。600人以上を教育。
※第二次世界大戦中にアメリカ人男性とイギリス人女性との間に生まれた混血児は推定で7万人。アメリカ人男性と
西ドイツ人女性との混血児は9万4000人。うち黒人との混血が3000人。
※フランスで映画の検閲が始まる。
※スウェーデンで初めて教師向けに正教育の手引き書が発行される。1956年性教育が学校で必須となる。
性の規制・社会一般
この年
※フィリピン・セブ島の軍司令官深間少将が女性と13歳以下の子どもを全員殺害するよう命令。しかし少将自身は慰安婦をそばに
に置いていたことに反発した酒井三郎大尉が婦女子22人を米軍に投降させる。
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