性風俗年表(風俗・性犯罪・社会) ⑨ 1981年 昭和56年
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性風俗年表(風俗・性犯罪・社会) ⑨
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性風俗年表(風俗・性犯罪・社会) ⑨ 1981年 昭和56年
売春・セックス産業
この年
＊東京・新大久保にセーラー服、ウェデイングドレス、ちかんごっこなどのプレイを売り物とするホテトルがオープン。以来、
ホテトルに広がる。
＊SMルームを備えたラブホテルが増加。
＊大阪。桜ノ宮にカジノやディスコルームのあるラブホテルが相次ぎ登場。
＊鳥取県の女子高校生が他校の生徒には2000円、自分の学校の生徒には”学割”と称して980円で売春していたことがわかった。
2.-
滋賀県雄琴と東京・吉原のトルコ風呂にオカマのトルコ嬢が出現。
3.-
東京・新宿に初のマントル（マンショントルコ）が登場。10月には都内に50軒、12月には200軒に増加。客と女性がいるだけの
マントルは、わいせつ性を立証することが困難というのが急増の理由。
3.-
札幌・ススキノに初の女性専用トルコがオープンしたが、約半年でつぶれる。女性相手の激務で従業員の体力が続かなかった。
5.-
大阪市内の男女交際クラブは20～25軒。内実は売春クラブで入会金1万円。1回のデート料2万5000円。小遣い稼ぎの主婦らがほとんど。
6.-
東京に初の性感マッサージと個室マッサージが登場。
6.-
東京・吉祥寺に本番ピンサロ店が続出。
8.-
「新世界のアンナ」と呼ばれていた美人男娼（47）が西成署に逮捕される。佐賀県のちゅうがくを卒業以来男娼一筋で、売春代も
時間（40分）1万～1万5000円と本物の売春婦（5000～1万円）より高いことで知られていた。
10.-
滋賀県で琵琶湖国体がスタートし雄琴のトルコ風呂49店が一斉休業。トルコ嬢約100人が四国、九州、沖縄などへ慰安旅行。国体終了後、「2輪車」
導入の店が急増。
10.-
香川県高松市に男客2人とトルコ嬢2人のスワップ・トルコが登場。
11.-
大阪・ミナミで1974年には5軒だったトルコ風呂が38軒に増える。
性犯罪・性的事件
この年
＊東京でちゅうがっこうの番長グループの存在が明らかになる。「憂誠会」という10区の市、約40校の番長約500人からなる番長
の連合組織があり、動員力は2000～2,500人。「関東番長憂誠会レディース」という女番長だけの組織もあった。
1.-
英で”切り裂きジャック”ことピーター・サトクリフ（34）が逮捕される。1975年10月から主に13人の娼婦を殺害。ナイフで女体を刺す
とオーガズムに達したと供述。
3.8
東京・原宿での表参道で、午後4時頃24歳の女性が「開放感に浸りたくなった」と300メートルにわたってストリーキング。
日曜日で参道には約3万人の人出。
3.20
東京・新宿歌舞伎町のラブホテルで女性が首を絞められて殺害される。4月、6月にも同様の事件が発生したが未解決。被害者3女性とも
覚せい剤の使用者だった。
6.6
東京・日比谷公園で深夜に恋人（25）とデート中の銀行員（27）が、くも膜下出血で死亡。すぐそばでのぞかれていたショックからと
推定される。この頃、日比谷公園の常連ののぞきは120人。
6.-
高知市でOL（32）のマンションに覆面した男が侵入、女性に乱暴しようとして逆に女性に縛り上げられる。気丈な女性が往復ビンタを食らわし、
「両手を出しなさい」と命じたところ素直に従ったもので、調べに対し男はSM雑誌のマニアで「女性かやビンタをくらった時、”この女性もSM
マニア”と錯覚した」と供述。
性の文化・性の科学
この年
＊「玉棒」「淫虚局部責め」「SM白書」「妖婦の慶子」「真由美のにおい」「ときめき」などの無修整ビニ本が出回る。
＊しょうじょ写真集やロリコン・マンガを読む若者が急増、ロリコンという言葉も流行。
＊宇宙企画が創立され、本格的なポルノビデオ時代が始まる。それまでのビデオは「銀パック」と呼ばれ、銀色の紙箱にタイトル
・シールと小さなスチール写真が貼られた安直なものがポルノショップの片隅で売られていた。
1.-
前年暮れに公開の日活ロマンポルノ「後ろから前から」が大ヒット。主演の畑中葉子がドル箱スターに。
1.-
関西で裏ビデオ「朝一番」「遊蕩」「溜息」の3部作が出回る。
3.-
オカマ美女松原富美子がマスコミに登場し「ニューハーフ」ブームが起きる。
4.-
美少女”ワレメヌード”だけを掲載した雑誌「白薔薇園」（清岡純子撮影、季刊誌）が創刊され、5万部売れる。5人のしょうじょ（うち3人はしょうがくせい）のヌード写真集「ロマンス・5人のしょうじょの前奏曲」（竹書房）が発売され、20万部を突破。
5.-
ストリップで本番マナ板ショー、ほうにょうショー、浣腸ショー、じゅうかんショーまで登場し、業界で「あと見せるとしたら本物の出産しかない」という声が聞かれる。
7.-
0.01ミリの極薄コンドームが発売される。
夏.-
東京、大阪のストリッパー劇場に外国人客が増える。アメリカ人がトップで台湾、ドイツ、イギリス人など。欧米人は夫婦連れが多いのも特徴。
11.-
愛染恭子「白日夢写真集」（かんき出版）、「愛染恭子写真集」（神田出版）が発売され大人気。
愛染の人気はビニ本、写真集でも絶大で、モデル料も他のモデルが20万～30万円なのに対して愛染は
300万円以上（ビニ本の場合）。
性の規制・社会一般
この年
＊夫を粗大ゴミと呼ぶことが始まる。
＊会話の中で「ウッソー」「ホントー」「カワユイ」を乱発する若い女性が「3語族」と呼ばれる。
2.-
警視庁に50人のビニ本専従班が結成される。3月10日、大阪府警でも結成。
3.2
敗戦で肉親と生き別れとなった中国残留日本人孤児47人が、肉親捜しのため来日。15日間で26人の身元が判明。以後、毎年実施される。
3.-
税務署から「ストリップは舞踊だから、劇場は踊り子から源泉徴収する義務がある」といわれ、
劇場が「ストリップはわいせつ行為」（のちに見せ物と主張を変更）と主張して、支払いを拒否していた問題で、国税不服審判所が「ストリップは舞踊」と認定、劇場に源泉徴収の支払いを命じる。
5.7
大阪府警がノーパン喫茶集中取締本部を設置、全国で初めて風営法を適用して取締開始。
5.24
マザー・テレサ主宰の「神の家の宣教者会」が未婚の母と子を保護するための施設を東京・江東区に開く。
12.1
大阪・忠岡町が町全体をラブホテル禁止区域とする全国初の条例を施行。
12.14
都議会で東京・豊島区西池袋1丁目をトルコ風呂営業禁止区域に指定する条例案が可決し新規開店禁止となる。また現存する28店については個人経営は1代限り、法人店も転売禁止となった。
めるも
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性風俗年表(風俗・性犯罪・社会) ⑨ 1981年 昭和56年
売春・セックス産業
この年
＊東京・新大久保にセーラー服、ウェデイングドレス、ちかんごっこなどのプレイを売り物とするホテトルがオープン。以来、
ホテトルに広がる。
＊SMルームを備えたラブホテルが増加。
＊大阪。桜ノ宮にカジノやディスコルームのあるラブホテルが相次ぎ登場。
＊鳥取県の女子高校生が他校の生徒には2000円、自分の学校の生徒には”学割”と称して980円で売春していたことがわかった。
2.-
滋賀県雄琴と東京・吉原のトルコ風呂にオカマのトルコ嬢が出現。
3.-
東京・新宿に初のマントル（マンショントルコ）が登場。10月には都内に50軒、12月には200軒に増加。客と女性がいるだけの
マントルは、わいせつ性を立証することが困難というのが急増の理由。
3.-
札幌・ススキノに初の女性専用トルコがオープンしたが、約半年でつぶれる。女性相手の激務で従業員の体力が続かなかった。
5.-
大阪市内の男女交際クラブは20～25軒。内実は売春クラブで入会金1万円。1回のデート料2万5000円。小遣い稼ぎの主婦らがほとんど。
6.-
東京に初の性感マッサージと個室マッサージが登場。
6.-
東京・吉祥寺に本番ピンサロ店が続出。
8.-
「新世界のアンナ」と呼ばれていた美人男娼（47）が西成署に逮捕される。佐賀県のちゅうがくを卒業以来男娼一筋で、売春代も
時間（40分）1万～1万5000円と本物の売春婦（5000～1万円）より高いことで知られていた。
10.-
滋賀県で琵琶湖国体がスタートし雄琴のトルコ風呂49店が一斉休業。トルコ嬢約100人が四国、九州、沖縄などへ慰安旅行。国体終了後、「2輪車」
導入の店が急増。
10.-
香川県高松市に男客2人とトルコ嬢2人のスワップ・トルコが登場。
11.-
大阪・ミナミで1974年には5軒だったトルコ風呂が38軒に増える。
性犯罪・性的事件
この年
＊東京でちゅうがっこうの番長グループの存在が明らかになる。「憂誠会」という10区の市、約40校の番長約500人からなる番長
の連合組織があり、動員力は2000～2,500人。「関東番長憂誠会レディース」という女番長だけの組織もあった。
1.-
英で”切り裂きジャック”ことピーター・サトクリフ（34）が逮捕される。1975年10月から主に13人の娼婦を殺害。ナイフで女体を刺す
とオーガズムに達したと供述。
3.8
東京・原宿での表参道で、午後4時頃24歳の女性が「開放感に浸りたくなった」と300メートルにわたってストリーキング。
日曜日で参道には約3万人の人出。
3.20
東京・新宿歌舞伎町のラブホテルで女性が首を絞められて殺害される。4月、6月にも同様の事件が発生したが未解決。被害者3女性とも
覚せい剤の使用者だった。
6.6
東京・日比谷公園で深夜に恋人（25）とデート中の銀行員（27）が、くも膜下出血で死亡。すぐそばでのぞかれていたショックからと
推定される。この頃、日比谷公園の常連ののぞきは120人。
6.-
高知市でOL（32）のマンションに覆面した男が侵入、女性に乱暴しようとして逆に女性に縛り上げられる。気丈な女性が往復ビンタを食らわし、
「両手を出しなさい」と命じたところ素直に従ったもので、調べに対し男はSM雑誌のマニアで「女性かやビンタをくらった時、”この女性もSM
マニア”と錯覚した」と供述。
性の文化・性の科学
この年
＊「玉棒」「淫虚局部責め」「SM白書」「妖婦の慶子」「真由美のにおい」「ときめき」などの無修整ビニ本が出回る。
＊しょうじょ写真集やロリコン・マンガを読む若者が急増、ロリコンという言葉も流行。
＊宇宙企画が創立され、本格的なポルノビデオ時代が始まる。それまでのビデオは「銀パック」と呼ばれ、銀色の紙箱にタイトル
・シールと小さなスチール写真が貼られた安直なものがポルノショップの片隅で売られていた。
1.-
前年暮れに公開の日活ロマンポルノ「後ろから前から」が大ヒット。主演の畑中葉子がドル箱スターに。
1.-
関西で裏ビデオ「朝一番」「遊蕩」「溜息」の3部作が出回る。
3.-
オカマ美女松原富美子がマスコミに登場し「ニューハーフ」ブームが起きる。
4.-
美少女”ワレメヌード”だけを掲載した雑誌「白薔薇園」（清岡純子撮影、季刊誌）が創刊され、5万部売れる。5人のしょうじょ（うち3人はしょうがくせい）のヌード写真集「ロマンス・5人のしょうじょの前奏曲」（竹書房）が発売され、20万部を突破。
5.-
ストリップで本番マナ板ショー、ほうにょうショー、浣腸ショー、じゅうかんショーまで登場し、業界で「あと見せるとしたら本物の出産しかない」という声が聞かれる。
7.-
0.01ミリの極薄コンドームが発売される。
夏.-
東京、大阪のストリッパー劇場に外国人客が増える。アメリカ人がトップで台湾、ドイツ、イギリス人など。欧米人は夫婦連れが多いのも特徴。
11.-
愛染恭子「白日夢写真集」（かんき出版）、「愛染恭子写真集」（神田出版）が発売され大人気。
愛染の人気はビニ本、写真集でも絶大で、モデル料も他のモデルが20万～30万円なのに対して愛染は
300万円以上（ビニ本の場合）。
性の規制・社会一般
この年
＊夫を粗大ゴミと呼ぶことが始まる。
＊会話の中で「ウッソー」「ホントー」「カワユイ」を乱発する若い女性が「3語族」と呼ばれる。
2.-
警視庁に50人のビニ本専従班が結成される。3月10日、大阪府警でも結成。
3.2
敗戦で肉親と生き別れとなった中国残留日本人孤児47人が、肉親捜しのため来日。15日間で26人の身元が判明。以後、毎年実施される。
3.-
税務署から「ストリップは舞踊だから、劇場は踊り子から源泉徴収する義務がある」といわれ、
劇場が「ストリップはわいせつ行為」（のちに見せ物と主張を変更）と主張して、支払いを拒否していた問題で、国税不服審判所が「ストリップは舞踊」と認定、劇場に源泉徴収の支払いを命じる。
5.7
大阪府警がノーパン喫茶集中取締本部を設置、全国で初めて風営法を適用して取締開始。
5.24
マザー・テレサ主宰の「神の家の宣教者会」が未婚の母と子を保護するための施設を東京・江東区に開く。
12.1
大阪・忠岡町が町全体をラブホテル禁止区域とする全国初の条例を施行。
12.14
都議会で東京・豊島区西池袋1丁目をトルコ風呂営業禁止区域に指定する条例案が可決し新規開店禁止となる。また現存する28店については個人経営は1代限り、法人店も転売禁止となった。
めるも